セブン銀行はATMに近づくとスマートフォン(スマホ)にクーポンを配信するサービスの実証実験を始めた。クーポンはグループ会社セブン―イレブン・ジャパンのコンビニエンスストアでコーヒーと交換できる。人通りの多い場所にもあるATMを活用した情報発信の可能性を探る。
東京都内と神奈川県南部を結ぶ京急線の23駅に設置しているATM38台が対象。28日まで実施する。米アップルのスマホ「iPhone」でカレンダーアプリ「ジョルテ」をインストールすると、情報配信サービスを利用できる。
セブン銀が対象のATMに近距離無線装置(ビーコン)を取り付けておく。消費者がスマホの近距離無線通信規格「ブルートゥース」の設定をオンにして近づくと、クーポンを受信できる。
クーポンの発行システムとアプリの連動で野村総合研究所、アプリへの配信などで位置情報サービスを手掛けるブログウォッチャー(東京・中央)の協力を受ける。
セブン銀は国内で2万3千台強のATMを置いており、ゆうちょ銀行のATM台数に次ぐ規模。1日当たりの総利用件数は200万件を超える。
日経MJ(流通新聞)より
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