中国メディアによると、日本人が落とし物を届けるのは善意が理由ではない?

 警視庁遺失物センターのまとめによれば、2016年に東京都内で警察に落とし物として届けられた現金は前年比7.3%増の約36億7000万円に達した。単純計算では1日あたり約1000万円の現金が警察に届けられていることになる。

 日本人の多くが拾った現金をネコババをせず、警察に届けていることは多くの中国人にとっては驚き以外の何物でもないようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、拾った現金を自分のものにしようとしない日本人が多いことに驚きを示すとともに、日本人が正直に行動するのは「法律があるためだ」と主張する記事を掲載した。

 日本を訪れる旅行客が近年増加しているが、記事は「落とし物が手元にちゃんと戻ってくるという体験をする旅行客も増えている」と伝え、「日本人はお金が落ちていても拾って自分のものにしない」、「日本人の民度は非常に高い」といった称賛の声は絶えず増えていると論じた。

 一方で、「日本人が拾ったお金をネコババしないのは、民度の高さというよりも完備された法律のおかげではないか」と主張し、「拾ったお金を警察に届け、落とし主が見つかると、拾い主は金額の1割ほどをもらうことができる」と紹介。法律では1割と定められているわけではないが、報労金を拾得者に支払わなければならないと規定されているほか、遺失物を勝手に自分のものにすることは法律で「罪」とされていることを紹介した。

 さらに記事は、こうした法律は小学校での教育を通じて、日本人に広く知られていると伝え、「この法律があるために、日本人はお金を拾っても警察に届けるのだ」と主張している。

 遺失物をネコババすることは遺失物横領罪にあたるが、こうした法律は日本だけに存在するものではなく、世界各国の法律で類似の規定が存在する。記事の考察とは異なり、日本人が落とし物を警察に届けるのは法律が整備されていることが理由ではなく、日本人の民度が高く、お金を落としてしまった人に対して配慮ができることなどが理由ではないだろうか。

引用元
「落とし物が戻ってくる」日本に称賛の声も、それは法律のおかげ?=中国


この記事へのコメント

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/448052924
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック