タイのカード利用限度額が年収の12.5%になるらしい。少なくないか?

まず、はじめに断っておくが
タイの平均月額賃金(2012年時点)は1万2,043バーツである。
http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kaigai/14/dl/t5-09.pdf

タイの方の70.3%(2010年時点)が月所得が15,000バーツに満たない。
https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07000366/bangkokstyle_summary_rev.pdf
バンコクに限っても36.4%(2010年時点)が月所得が15,000バーツに満たない。



タイ中央銀行は数カ月内に発表予定の新規制で、月収が3万バーツ(約10万円)以下のクレジットカード保有者の利用限度額を月収の1.5倍までに制限する。1人当たりの保有できるカードも3枚までにする。カード上限金利も現行の20%から18%に引き下げるといわれている。

 中銀の現行規制では与信限度額がカード保有者の月収の5倍。1人当たりの保有枚数の制限もない。カードを持つための最低月収は1万5千バーツになっている。

 規制強化に乗り出す背景には、若者を中心に債務不履行が多発しているとプオイ・ウンパコーン経済研究所(Pier)が報告した事情がある。報告によるとタイ人の17%が個人ローンを利用し、その30%は25~35歳の新卒労働者が占める。この新卒の約20%が債務不履行に陥り、それはタイ人全体の平均債務不履行率の15%を上回っている。

 公的信用情報機関ナショナル・クレジット・ビューローとPierは30歳のタイ人の半数が個人ローンやクレジットカードで借金の多くを借り、29歳のタイ人はその20%が返済不能に陥っているとも発表。懸念はさらに高まった。

 中銀によると3月末のクレジットカード総貸付残高に占める債務不履行額は前年の3.74%から4.09%に膨れあがった。

 アユタヤ銀行のリテール・消費者部門長ダン・ハルソノ氏は、中銀による無担保ローンの規制強化が実施されれば、同行は来年から影響を受けると指摘。手数料、金利収入など他の収益源を拡大して、失った収益を補うように事業計画を見直す必要があるという。

 「(規制強化は)借り手の借金への自制心を強めると思う。月収3万バーツ以下なら(借金して)過度に出費するのは控えるべきだ」とも語った。

引用元
2017年7月7日付 タイ・バンコクポスト紙


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